浪商学園創立100周年記念式典・祝賀会が開催されました(1)

大阪体育大学などを運営する学校法人浪商学園の創立100周年記念式典・祝賀会が11月6日(日)、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で開催されました。

ホテルニューオータニ大阪で開催された学校法人浪商学園の創立100周年記念式典・祝賀会

浪商学園は1921(大正10)年、大阪市天王寺区に浪華商業実修学校として開学しました。以後、浪華商業学校、浪商学園浪商高校などに改称され、中学校も併設。1989(平成元)年、現在の大阪体育大学浪商高等学校となりました。進学・未来型探求領域、スポーツ科学領域に計5コースを備え、硬式野球部が春夏の甲子園大会で各2回の優勝を果たすなど各クラブが目覚ましい実績を挙げています。
また、前年の東京五輪の興奮が残る1965(昭和40)年には西日本初の体育大学として大阪体育大学を開学。1992(平成4)年には大学院を創設するなど「スポーツの総合大学」として幅広いスポーツ科学の領域で研究を深め、多彩な人材を各界に輩出しています。
1983(昭和58)年には大阪青凌高等学校(当時は浪商高等学校高槻学舎)を創立。大阪青凌中学・高等学校は2020(令和2)年に大阪府島本町に移転し、ICT教育などに積極的に取り組んでいます。
大阪体育大学浪商幼稚園は1949(昭和24)年に設立され、将来のグローバル社会を見据えたイマージョンクラスの開設など英語教育の充実を図っています。
学園は昨年11月15日に創立100周年を迎えました。記念式典も昨年11月に予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染対策のため1年延期となりました。
式典は記念式典と記念祝賀会の2部構成。藤原敏司熊取町長、山田紘平島本町長、八島弘之泉佐野市副市長ら来賓、各学校法人の理事長・学長・校長ら関係の方々、浪商学園の理事・評議員や各設置校の関係者、退職された教員、保護者会、同窓会の皆様など約430名が参加されました。
また、ロビーにはパネルなどで学園の100周年の歴史や建学の精神、記念事業、各設置校などが紹介されました。クラブ活動の紹介コーナーでは、浪商高校の第43回夏の甲子園(1961年)の真紅の優勝旗のレプリカと優勝盾、大阪体育大学の第55回全日本大学野球選手権(2006年)の優勝旗のレプリカや上原浩治選手(1997年度卒)のボストン・レッドソックス時代のユニホーム、ハンドボール部男女、サッカー部男子、バスケットボール部女子のインカレ優勝トロフィーなどが展示されました。
記念式典は午前11時に始まり、学校法人浪商学園の野田賢治理事長が「昨年、記念式典を開催したかったのですが、感染症対策のため断念しました。1年が経過し、本当に数多くの来賓を迎えて式典を開催できることをうれしく思います」とあいさつしました。

記念式典であいさつし、「創立100周年を振り返って」のテーマで記念講演した野田賢治理事長

続く祝辞では、大阪私立中学校高等学校連合会会長の辻本賢様、日本私立大学協会副会長の谷岡一郎様、一般社団法人全国体育スポーツ系大学協議会理事で日本体育大学学長の石井隆憲様(同協議会会長・日本体育大学理事長の松浪健四郎様の代読)からお言葉をいただきました。

祝辞を述べる大阪私立中学校高等学校連合会会長の辻本賢様

辞を述べる日本私立大学協会副会長の谷岡一郎様

祝辞を述べる一般社団法人全国体育スポーツ系大学協議会理事で日本体育大学学長の石井隆憲様

また、室伏広治スポーツ庁長官からビデオメッセージが寄せられ、会場で上映されました。
来賓紹介、祝電披露の後、野田理事長が「創立100周年を振り返って」のテーマでスライドを使って記念講演を行い、学園が火災や戦災などで危機に瀕するたびに野球部が甲子園大会で優勝した不思議なめぐり合わせなど学園の歴史について語りました。